聖夜に、あつあつパイシチュー
- Date
- 2006-12-26 (火)
- Category
- 今日の逸品
例年のクリスマスイブは仕事を終えてからが勝負で、雪と渋滞の道をひた走りながら「あれを買って、これを買って、あれを作って、これを用意して」と車の中でぶつぶつ呟いていた。今年は日曜にあたった上、暖冬で積雪ゼロだから実に助かった。まあ、若いカップルならロマンチックなホワイトクリスマスが望ましかっただろうが、近頃の私はロマンより効率に軍配が上がる。数年前に同じ職場にいた20代の男性が、イブの一晩だけで彼女のために20万を費やしたことがあると言っていたのを思い出す。日本ハムの監督じゃないが「シンジラレナーイ!」。当時は、プレゼントされたブランド物のバッグをイブの翌日には質草にするという女性たちの呆れた行動が問題になったものだ。
それはともかくとして今年の「おうちディナー」は、ホタテのクリームシチューを入れた耐熱皿にパイ生地をかぶせて焼いた「あつあつパイシチュー」をメインにした。ふんわり膨らんだパイ生地は真上からざくざくとスプーンで割って、シチューの中に落として食べる。パイで覆われていたシチューは予想外に熱く、それを頬張る長女の顔はまるでピノキオがロバに変身する過程を見るようだ。「彼氏には見せられない顔だよ」と忠告してあげたのに、「ほんはほ、ひはいほん(訳・そんなの、いないもん)」。あ、鼻が伸びた!
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