アサリのあくび
- Date
- 2007-06-11 (月)
- Category
- 今日の逸品
昨夜から塩水に浸しているアサリが元気だ。間もなく熱湯に放り込まれて味噌汁の具になる運命とは知らずに、呑気にあくびなんかしている。でもこうやってニョキニョキ顔を出しているのを見ると、妙な親近感が生まれて「おはよう」なんて声をかけてしまうのが人で、お椀に盛られたら躊躇しないで食べてしまうのも人なのだ。
こんな時、「(あなたの命を)いただきます」という言葉はよくできたものだと思う。
昨日、パイレーツでメジャーデビューを果たした桑田投手の言葉に膝を打った。彼はこう言ったのだ。「人生はいいことばかりじゃないけれど、自分なりにプラスに変えていけばいいと思う。」
アサリさん、あなたたちの人生はどうだったか知らないけれど、最期にほら、近ごろ肝臓が弱りめの人間を救えたではないか。こういうことを言うからバブル世代は自己チューだと叩かれるんだけどね。