ごちそう生ハム

Date
2006-08-25 (金)
Category
今日の逸品

昨日、仕事を終えてから近くに住む「やじ子」の自宅を訪ねた。やじ子は雑誌時代の同僚で、県外や海外への取材旅行に同行した際は、迷コンビ「やじ子」「きた子」と称して紙面を荒らしては上司の顰蹙を買ったものであった。
彼女の居間の食卓には真っ赤なトマトと生ハムが彩りよく盛り付けられていた。山王のスペイン料理店「グランヴィア」が主催する生ハム作り教室に参加したのだと言う。そういえば青森に異動したNHKの女性記者も同じ教室にはまって、巨大な生ハムをぶら下げた写真入りの年賀状が毎年届く。グランヴィアは赤坂にも出店して、やはり手作りの生ハムが好評だそうだ。やじ子の生ハムは今年の2月に仕込んだもので食べごろは10月頃らしいが、前日に少しだけ削ってもらって持ち帰ったという。2~3㎜の厚さに切られた生ハムは、肉の旨味が凝縮されていて塩加減も絶妙だった。
「うまーい! 肉だねー!」
「肉でしょー! うまいでしょー!」
いい年をして、こんな貧相な語彙で会話するのも情けないが、本当に美味しいときには実は感嘆符しか出てこないものである。これに赤ワインでもあったら「!」「!」といったところだろうか。

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