浮いたら食べごろ
- Date
- 2006-09-07 (木)
- Category
- 今日の逸品
昨夜、義母からおすそ分けがあった。テレビの料理番組で紹介されていた水ギョウザを作ってみたという。見た目は普通の水ギョウザだが具が面白い。つぶした豆腐と鶏挽き肉に千切りのキュウリと椎茸、そしてキムチ。茹で上がって皮が透き通るとキムチの赤が現れて実に美しいし、キュウリのコリコリとした歯ざわりが食感に変化を加えている。ギョウザの具はシンプルに豚挽き肉と白菜だけ、などと決めてかかってはいけなかったのだ。
生来の能天気者なので、どうも向上心が乏しいように思う。もし昨日までは出来なかったことが今日出来たとしても、決して自発的なものではなくて偶然、もしくは切羽詰って止むを得ずといったあたりなのだ。中身がどうであれ水ギョウザのようにプカプカ浮かんでいられたら素敵だけれど、やれやれ、原稿の締め切りが迫って頭が痛い。切羽詰って止むを得ずの事態に、気分は生煮えで未だ浮かばれず。