脱稿の味
- Date
- 2006-09-07 (木)
- Category
- 今日の逸品
「浮いたら食べごろ」を書いたのは8月31日で、自分では当日に公開したつもりでいたのだが…。それにしても脱稿の爽快さは何度味わっても良いもので、これも「逸品」の一つと言える。どういうわけか締め切り前の混乱と時を同じくして、プライベートでも問題が続発した一週間であった。
昨日の午後はマンモグラフィという乳癌検診を予約していて、時間に追われるまま昼食どころかビスケットひとつ口にできずに病院に飛び込んだ。マンモグラフィは痛みを伴なうと聞かされていたが、強い圧迫感はあったものの痛み自体は大したことがない。これで癌の早期発見ができるらしいから、世の女性たちは積極的に受けるべきだと思う。
3時半に病院から自宅に直行して夕食を作り、その後宴会の場所へ急いだわけだが、案の定、空腹の身はアルコールをぐんぐん吸収した。覚えのある方も多いと思うが、空腹で飲むお酒は妙に美味しく感じるものなのだ。「雪の茅舎」と「刈穂」だから空腹じゃなくとも美味しいには違いないのだが、前者の華やかさと後者の硬派っぷりが昨夜は特に際立っていた。
おかげですっかりブラックアウトだったが、酔って帰宅し、脱いだスーツをたたんで冷蔵庫に入れたという知人には遠く及ばないはずだ。